お店で使える無料BGM・有料BGMサービス

お店でBGMを流す際、どのようなものを流すのが良いでしょうか?

まず最初に考えるべきことはBGMを流す目的です。雑音の軽減、お店の雰囲気の演出、従業員のモチベーションUPなど、様々な目的が考えられます。その中で何を最優先に置き、他の事項の優先順位をどのように考えるかにより取るべき選択は変わってきます。また、目的以外にもお店の業種・業態や営業時間、客層やお店のコンセプトなど検討すべきことがたくさんありますよね。

今回はお店で利用できる無料BGM、有料BGMサービスをご紹介しながらそのメリットデメリットについて説明していきます。
あなたのお店のBGM選びに是非ご参考ください!

商用でBGMを流す際の大前提!

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「え?YouTube流せばいいじゃん?」

・・・って思ったそこのあなた!ダメです!違法です!YouTubeや一般向けの音楽配信サービスはあくまで一般視聴を想定しており、商用利用した場合は違法行為にあたってしまいます。著作権関連の訴訟など昨今話題になっていますので、合法的な音楽の利用を心掛けましょう。

では合法的に音楽を利用するにはどのような選択肢があるのでしょうか?

コストカット最優先!とにかく無料で済ませたい!

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無料で合法的に音楽を流す方法はいくつかあります。ここでは3つほどその方法をご紹介します。

テレビ・ラジオ番組を流す

町の中華屋さんや居酒屋でたまに見ることがあるでしょうか。

テレビやラジオ番組は公衆のものであるため、お店の中で流しても著作権使用料は発生しません。当然ながら自由度はあまりありませんが、安心して利用することができます。お店の雰囲気を邪魔しないようであれば検討してもよいのではないでしょうか。

著作権フリーの無料BGMサイトを利用する

著作権フリーの無料BGMサイトから音源を入手することで無料で済ませることが可能です。ただし、無料BGMサイトでも楽曲によっては商用利用禁止の指定があったりするため、利用規約や楽曲のライセンス情報はよく確認する必要があります。また、クオリティのばらつきや集める手間などのデメリットは考慮する必要があります。ご自身のお店の雰囲気にあった楽曲がたくさん見つかるようでしたら多少の手間がかかってもアリかもしれません。ここではいくつか有名なフリー音源のサイトをご紹介します。

・DOVA-SYNDROME
用途・営利・非営利問わず無料で自由に利用することができます。例えば一旦楽曲のダウンロードを行い、CDに焼いたり、PC・モバイル端末へデータを送り、店頭でBGMとして利用することも可能です。現在100名程度の作曲家が登録しており、様々なジャンルの楽曲を提供しています。数は多くないですがBGMの王道のジャズも何曲かあります。
https://dova-s.jp/

・甘茶の音楽工房
こちらも商用・非営利問わず利用可能です。個人で制作した楽曲がフリー素材として配布されています。
https://amachamusic.chagasi.com/

・魔王魂
こちらも商用・非営利問わず利用可能です。ゲームやYouTube動画の作成に無料BGMを使いたい人向けの楽曲が多く掲載されています。
https://maoudamashii.jokersounds.com/music_bgm.html

・MusMus
こちらも商用利用可能な個人運営の音楽素材サイトです。使用する際は著作権表示が必要となります。
http://musmus.main.jp/

・HURT RECORD
商用・非商用に関わらず無料で利用可能です。商用利用の場合はメールにて連絡する必要があります。
https://www.hurtrecord.com/

著作権の保護期間が切れた楽曲を使う

著作権には期間が定められており、原則的には著作者が楽曲を制作した時点から著作者の死後70年までとされています。
ただし、保護期間が70年となったのは2018年12月30日以降であり、それ以前は50年とされていました。すでに保護期間が切れているものについては、その保護期間が延長されるわけではありません。また、太平洋戦争中に作られた楽曲については「戦時加算」と呼ばれる制度により、保護期間が通常より長い場合があり、都度確認する必要があります。この保護期間が過ぎると著作権は消滅し、「パブリックドメイン(略してP.D.)」として著作者の利用許可なく使うことができるようになります。
使用したい楽曲がパブリックドメインか調べるにはJASRACなどの著作権管理団体のデータベース検索を利用するといいでしょう。
http://www2.jasrac.or.jp/eJwid/

ただし、著作権が切れているパブリックドメインの楽曲だからといってなんでも自由に使えるわけではありません。

例えば、パブリックドメインの楽曲でも新たに編曲されたり、歌詞がつけられたりしているものについては使用料がかかる場合があります。他にもモーツァルトやベートーベンなどのクラシックの楽曲であっても、新たに演奏・録音したものであれば奏者やレコード会社が著作隣接権を有している場合があります。この場合は奏者やレコード会社に利用許可の確認をする必要があります。

より詳しく知りたい方は文化庁のページもご参照ください。
http://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/hokaisei/kantaiheiyo_chosakuken/1411890.html

お店の雰囲気最優先!有料でいい音楽を!

女性の小物と植物

無料で音楽を済ませる場合、雰囲気にあわない、曲数が少ない、自分で選べないなど様々なデメリットがあります。
お金はかけてもいいから顧客体験の向上に音楽を利用したい!おしゃれな音楽を流したい!という方向けに、次は有料の方法をいくつかご紹介します。

個人で著作権管理団体に申請する

少々手間はかかりますが直接JASRACなどの著作権管理団体に申請手続きをするという方法があります。JASRACへ申請する場合、年間6,000円以上の使用料を支払うことでJASRAC管理楽曲を流してよいという状態になります。使用料は店舗面積や宿泊定員などによって異なります。

JASRACへ手続きをする場合は公式ページから申請書類を入手、記入して提出します。後日、使用許諾書と使用料の請求書が送られてくるので支払を行うことで完了です。CD等の音源を自分で用意する必要があるため、たくさんCDを持っている場合などは検討してもよいかもしれません。詳しくは下記をご参照ください。

https://www.jasrac.or.jp/info/bgm/

お店向けBGMサービスを使う

申請の手間や楽曲のバリエーションを考えたときに、有料の店舗向けBGMサービスを使うのも一つの手です。店舗向けとして提供されているサービスの場合、権利関係がクリアになっており、個人で入手するよりも豊富な楽曲を流すことができます。ある程度の費用はかけよう、と考えているのであればご予算感とサービス内容のバランスを見て検討してもよいかもしれません。

・USEN
言わずと知れた業界最大手のUSEN。500を超えるチャンネル数と豊富なジャンルが用意されています。導入には配線工事や機材の設置などが必要になりますが、工事からアフターフォローまで年中無休のサポート体制が敷かれております。費用がネックとならず、人気の楽曲が入ったプレイリストなどを長期的に利用する想定などがあれば検討してもよいでしょう。
ー初期費用3万円
ー月額5000円程度(1年契約から)

運営会社:株式会社USEN

・OTORAKU
USENが提供しているBGMアプリサービス。350以上の豊富なプレイリストとカスタマイズ制が魅力。
ー月額4000円程度(6か月契約から)
ー14日間無料トライアルあり

運営会社:株式会社USEN

・Audiostock store music
https://audiostock.store/
国内最大級の商用音源販売プラットフォーム「Audiostock」から誕生したサービスで、1万人以上のミュージシャンと直接契約しており、JASRACに登録していない楽曲を採用しているため著作権料が不要となっております。専用機材や工事などの初期費用も不要で、iPhoneやiPad、パソコンから簡単に流すことができます。ミュージシャンに直接利益を還元する仕組となっており、他にも各都道府県プレイリストを作成して地元音楽の地産地消にも取り組んでます。高品質な楽曲をリーズナブルに利用可能ですので是非お試しください!
ー月額1480円~(月単位の契約も可能)
ー1か月間無料トライアルあり

運営会社:株式会社クレオフーガ

・Simple BGM
こちらもJASRACに登録していない楽曲を採用しており、なんといっても安い!
曲数はあまり多くないですが、お店にあったプレイリストがあればこちらを利用することで費用を抑えることができます。
ー月額500円
ー1日4時間まで無料利用可能

運営会社:株式会社ワールドスケープ

まとめ

いかがでしたか?

お店のBGMを流す方法を無料・有料問わずいくつか紹介させていただきました。様々な選択肢がありますがもっとも大切なのは何を目的にBGMを導入するかです。目的を明確にしてその他の検討すべき要素とのバランスを考えつつ、あなたのお店にとってもっともよいサービスをご利用ください!