カフェを開くには?開業のために必要な準備や店作りのコツをチェック!

「カフェを開きたい」という希望がある場合、具体的にどのような準備を行ったら良いのでしょうか。特に、初めてカフェをオープンする人の場合、何から準備をすれば良いのかが悩みどころとなります。カフェの開業を目指すなら、さまざまな準備を漏れなく実施し、スムーズな営業開始につなげることが大切です。この記事では、カフェを開業するために必要な準備や店作りのコツなどについて詳しく解説していきます。

カフェを開くまでの準備の流れ

準備、ストレッチ

カフェの開業を目指している場合は、具体的な準備の流れについて把握しておきましょう。まず、カフェをする物件を探すことからスタートです。物件を探すのにはある程度の時間がかかるため、オープンする1年~半年前から物件を探し始める必要があります。このとき、さまざまな物件を見てまわることで、コンセプトに合った物件に出会える可能性が高くなります。加えて、物件を探し始めるのと同時に、カフェのコンセプトやメニューなどの大枠を決めていきましょう。コンセプトやメニューを決める場合は、ほかのカフェにも足を運ぶなどして、イメージを膨らませてみるのも効果的です。

次に、オープンの3カ月前頃には物件を決めて契約し、内装や外装の設計打ち合わせを行っていきます。店舗の内装・外装の工事は、専門業者に依頼するとスムーズです。設計会社や施工業者を選ぶときには、飲食店の工事に携わったことがあるかどうかをチェックしたうえで契約することがポイントです。2カ月~1カ月半前には工事を開始し、融資を受けるのであればこのタイミングで申し込みの手続きを進めていきましょう。

続いて、1カ月前になったら、カフェ開業に必要な資格や申請の手続きを行います。10日~1週間前には実際にオープンしたときの様子をイメージしながら、シミュレーションをしておくと安心です。シミュレーションでは実際に営業しているときと同様に接客や調理を行い、改善すべき点があれば明確にし、オープンまでに改善しておきましょう。

カフェを開くために必要な資格や申請って?

勉強、資格

カフェを開く場合は、資格や申請が必要です。ここからは、取得が必須とされている申請や資格などについて見ていきましょう。

取得が必須のもの

カフェを開くために取得が必須とされているものについて説明します。

食品衛生責任者

飲食店を開業する場合、1名以上の食品衛生責任者を置く必要があります。食品衛生責任者は、食中毒を防いだり、食品衛生上の管理運営を行ったりすることなどが主な役割です。食品衛生責任者を取得する際は保健所に届出を出し、食品衛生協会が開催している講習を受講することで取得できます。

食品衛生責任者になるのは、カフェのオーナーや店長である必要はありません。たとえば、一般の従業員も食品衛生責任者になることは可能です。また、すでに栄養士や調理師、製菓衛生士などの資格を取得している場合は、新たに食品衛生責任者の資格を取得する必要はないので注意しましょう。

飲食店営業許可申請

カフェなどの飲食店を開くためには、保健所に飲食店営業許可申請を提出しなければなりません。申請時には、食品衛生責任者の証明書も必要です。そのため、食品衛生責任者の資格取得ができていない場合は、飲食店営業許可申請を出すまでには取得しておきましょう。また、申請を行うときには、厨房や空調などの設備の配置図が必要です。飲食店の設備などには細かい取り決めがあるので、事前に内装工事を行う施工業者や設計士に相談して、しっかりと確認をしておくことも欠かせません。申請をすると、保健所の職員が店舗の様子を実際に見に来て、基準を満たしているかどうか、営業可能かかどうかの判断をします。

防火管理者

カフェを安全に経営するためには、防火管理者の資格も欠かせません。カフェの収容人数が30人以上になるのであれば、防火管理者の資格を忘れずに取得しておきましょう。防火管理者については、消防署に届出をして講習を受講すると取得可能です。カフェの延べ床面積が300平方メートル未満なら「乙種防火管理者」、300平方メートル以上なら「甲種防火管理者」が必要となるため、店舗の面積を確認したうえで面積に応じたものを取得しましょう。

場合によっては必要なもの

カフェを開くとき、場合によっては必要となる資格や届出があります。ここでは、カフェ開業の際、場合によっては必要となるものについて説明していきます。

菓子製造業許可申請

カフェで菓子類やパンのテイクアウトを行う場合は、菓子製造業許可申請が必要になります。ただし、菓子製造業許可申請をする際には厨房の基準もより厳格なものとなるだけでなく、菓子工場のように密室にする必要があります。そのため、設計を行う段階で、保健所に相談して詳細を確認したほうが準備をスムーズに進めることができるでしょう。

一般的なカフェとして菓子類やパンを提供するだけなら、菓子製造業許可申請は必要ない場合もあります。オープン予定のカフェに菓子製造業許可申請が必要かどうかで悩んだときには、保健所に問い合わせるなどして確認しておきましょう。

深夜酒類提供飲食店営業届

カフェの場合、深夜0時までであれば、届出や特別な資格がなくてもビールやワインなどのアルコールを提供することができます。しかし、深夜0時以降にお酒を提供する場合は、深夜酒類提供飲食店営業届が必要です。ただし、主食の食事をメインとして提供する飲食店に関しては、深夜酒類提供飲食店営業届は提出不要です。

取得していると役立つもの

カフェを開業するときには取得していると役立つ資格もあるため、チェックしておきましょう。

調理師免許

カフェで食事を提供したいと考えている人はたくさんいるでしょう。ただ、カフェを開業するうえで、調理師免許の取得は必須ではありません。しかし、調理師免許を持っている場合には、食品衛生責任者の講習が免除されるため、開業までがスムーズです。加えて、調理師免許を取得しておけば、調理に関する基礎的な知識や技術を身に付けることができます。そのため、自信を持ってカフェの運営ができます。調理師免許を持っていると、顧客からも信頼されやすいというメリットもあるでしょう。

栄養士

栄養士は国家資格です。栄養士の資格を取得しておくと、栄養バランスが取れたメニューを考案するのに役立ちます。加えて、栄養士の資格がある人の場合も、食品衛生責任者の講習は免除されます。さらに、カフェのコンセプトを考えるときにも、栄養士の資格が役立つケースがあるでしょう。たとえば、健康をコンセプトにしたカフェにしたり、栄養バランスを考慮したメニューを提供したりするのであれば、栄養士の資格があったほうが説得力や顧客からの信頼も増します。

カフェを開くときの雰囲気作りのコツ

ポイント、コツ

たくさんの人に利用してもらうカフェを作りたいなら、雰囲気作りも大切です。ここからは、カフェを開業するときの雰囲気作りのコツについて見ていきましょう。

コンセプトをはっきりさせる

カフェを開くときには、コンセプトを決める必要があります。コンセプトを決定する際には、ターゲットや店舗としての魅力をしっかりとイメージして、決めることが欠かせません。コンセプトがぶれていると、顧客の印象にも残りにくいというデメリットにつながる恐れがあります。カフェのなかには、メニューや接客に大きな問題はないにもかかわらず、集客に苦労しているという店舗も少なくありません。これは「顧客にとって印象に残るカフェではなかった」ということが原因であった可能性が高く、開業前のコンセプトを決める段階からつまずいていたかもしれないということです。

カフェを繁盛させて、売り上げを伸ばしていくためには、顧客から「また利用したい」と思ってもらい、リピーターになってもらうことが大切です。ただし、コンセプトを明確にすることは、簡単な作業ではありません。コンセプトがなかなか思いつかないのであれば、人気のあるカフェに足を運んでみたり、トレンドをチェックしたりするなどして、自店のコンセプトに生かせる要素がないかどうかを考えてみると良いでしょう。

また、コンセプトをはっきりさせるときには、カフェの開店を予定している場所や特性、近隣の雰囲気、どんな客層が多くなりそうなのか、などということも考慮したうえで決定するようにしましょう。少しでもアイデアが浮かんだら、忘れないように紙に書き出していきましょう。加えて、コンセプトを決める場合は、「誰が、何を、なぜ、いつ、どこで、どうやって、どれくらい」という「5W2H」を意識しながら考えていくと、具体化しやすくなります。5W2Hを考慮しながら考えていくと、ターゲット層がより明確になるだけでなく、利用シーンや価格帯などもはっきりとしてきます。

こだわるポイントを決める

カフェを開業しようと準備を進めている人の多くが、こだわりたいポイントを持っています。しかし、さまざまな事柄にこだわりすぎてしまうと、どれだけお金があっても足りません。カフェのコンセプトが決まったら、そのコンセプトを実現するためには、何に集中してこだわれば良いかという点を考えていきましょう。こだわる必要がある部分については、設定したコンセプトによっても変わってきます。

開業資金が少ないのであれば、こだわりたいポイントの優先順位を決めておくことが大切です。あらかじめ優先順位を決めてから取り組むと、コストをかけるべき部分と、それほどコストをかけなくても良い部分がはっきりとしてくるため、予算が抑えやすくなるのです。たとえば、良い景色が楽しめるカフェにしたいなら、立地が重要になります。「夜景が見える」や「海の近く」などの事柄にこだわってカフェを作りたいと考えている場合は、カフェを開く場所もおのずと限られてしまいます。そのため、物件の取得にある程度のコストをかける必要性が出てくる場合もあるでしょう。

ほかに、店内の雰囲気を重視したカフェ作りをしたいときには、自身のイメージやコンセプトを実現してくれそうなデザイナーを探して依頼するという方法も検討してみましょう。決定したコンセプトと内外装のデザインがあまりにもかけ離れてしまうと、集客につながらないという問題が起こる恐れがあります。コンセプトとカフェのデザインがマッチしている店舗を作りたいのであれば、実力のあるデザイナーに内外装デザインを依頼したほうがスムーズに店舗作りができる可能性が高いといえます。店舗のデザインをデザイナーに依頼をすると、ある程度のコストはかかるのが一般的です。しかし、デザイナーから画期的な提案が受けられれば、コンセプトを反映したカフェが実現しやすくなるというメリットにもつながります。

イメージに合う家具やBGMを選ぶ

良い雰囲気のカフェを作りたいなら、イメージに合う家具やBGMを用意する必要があります。カフェといえば、ゆったりとくつろぎながら、おいしいコーヒーや紅茶、食事などを楽しみながら過ごせるのが大きな魅力です。そのため、コンセプトを意識しながら家具や調度品を選んでいき、全体的なイメージを整えていくことが大切です。雰囲気が良いカフェを作るうえで、家具のデザインに配慮することは欠かせません。しかし、より多くの顧客にゆったりとした時間を過ごしてもらうためには、ソファや椅子の座り心地の良さも重要なポイントになります。ソファや椅子、テーブルなどは顧客が使用する家具であるため、購入前には実際に座ってみるなどして、リアルな使用感をチェックしてみると良いでしょう。

また、カフェのイメージを高めていくためには、BGMも重要な要素のひとつです。コンセプトに合ったBGMが流れているカフェは、多くの人が「心地が良い」や「また利用したい」などと感じるものです。カフェの雰囲気を作るうえでBGMは非常に重要であり、BGMの選び方によってカフェを利用する客層が変わるだけでなく、顧客の気分も変化していきます。ただし、音楽には著作権があるので、カフェでBGMを流したいのであれば許可が必要です。したがって、たとえ自分が購入したCDであっても、店舗でBGMとして勝手に流してしまうのは違法です。

Audiostock store music」を利用すると、著作権の心配をせずにカフェのイメージに合ったBGMを流すことができます。初期費用をかけることなく、月額1480円(税抜)で利用することが可能で、iPhoneやパソコンなどがあればすぐに利用を始めることができます。カフェのBGMに関することで悩んでいる人は、是非一か月無料でお試しください。

カフェを開くには準備をしっかり整えて!

カフェをオープンさせるまでには、考えなければならないことや、やるべきことがたくさんあります。開業する際には必要な準備をしっかりと整えて、スムーズな営業を目指しましょう。